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どこにでもいるアラサー会社員。書きたいと思った時だけ、あんまり推敲せずに殴り書く系のブログです。

新ジャンルSF『メッセージ』はただのSFではない

来月Blu-rayレンタル開始ってことで、観賞したのはけっこう前ですが、なるべくネタバレなしで思い出し書きしてみます。

なぜってネタバレなしで観てほしい映画だから

なんならこの記事を読まずに観て欲しいくらいです(矛盾)

 

 

(想像より安くてびっくりしてます)

 

 

あらすじ

映画『メッセージ』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ

突如地上に降り立った、巨大な球体型宇宙船。謎の知的生命体と意志の疎通をはかるために軍に雇われた言語学者のルイーズ(エイミー・アダムス)は、“彼ら”が人類に<何>を伝えようとしているのかを探っていく。その謎を知ったルイーズを待ち受ける、美しくそして残酷な切なさを秘めた人類へのラストメッセージとは―。

 

宇宙人がやってきた!さあ戦うぞ!っていう映画じゃない

これだけは最初に言っておかなければいけない。この映画に宇宙人との戦闘シーンはありません。

 突如現れた謎の生命体。どうやらコミュニケーション取れそう…ってことで主人公の言語学者ルイーズがなぞの宇宙人と必死にお話するっていうお話。

秘められたテーマは深い

言語と思考、コミュニケーションがテーマになっています。しかもキーワードになるのはサピア・ウォーフの仮説。専門的で哲学的になってしまいそうなところを短い時間と巧みな表現方法で上手にまとめています。素晴らしいと思います。

あとはこの映画、「音」に非常にこだわっていると思いました。あえて音を強調させるような構図で撮ったり、ぼかしたまま焦らしたり、飛行機の音を1カットに納めずに次のシーンに移ったあとも残したり。音の質もすごく良いので、聞いていて飽きない音ばかり。

 

誰かと一緒に観て、ストーリーに翻弄されて、感想戦。がおすすめ

伏線はたくさんあって、確かに細かいところをつついたら説明が足りない部分もあるかもしれない。でもそんなもの差し引いても私はとても好きでしたこの映画。

原題に込められた意味も大好き。(あえてここでは原題を書きませんので、できれば本編で確認してください。ピンと来なかったら辞書引いてください。)

あと詳しくは書きませんがかなり大きいミスリードがあります。これが効いてる。超好き。

私は友人2人と一緒に観に行ったんですが、うち1人は完全に取り残されてあまり楽しめなかったと言ってました。(ていうか途中寝息が聞こえました)

騙される覚悟で行くこと、あとは監督の意図を汲みあげるぞーという気持ちで鑑賞すると楽しめると思います。この映画が好きっていう人とはいいお友達になれるような気がします。オススメの映画教えて欲しい。

 

そのうちネタバレ版の感想記事も書こうかな。

 

それでは。