自転車初心者がビンテージフレームの組み上げに挑戦した
往年の名車MF26-ALA。
90年ごろにぶわっと広がったMTBブーム真っ最中の1台です。
(ろくな写真がなかったので今度更新しておきます)
こいつを運よくフレームだけ手に入れて、全部自力で組み上げてみました。
苦労苦労の連続。連日連夜ミスりまくり。
完成車持ってないので当たり前なんですが。
というわけで「フレームだけ買って自分の好きなパーツで組み上げてみた
い!でも規格とかどれが合うのかわからない…」という人向けに少しでも
参考になれば。備忘録もかねて。
フレームとの互換性が必要なパーツ
- ステム
- シートピラー
- ホイールサイズ(タイヤ幅)
- BB、クランク
- リアブレーキ(カンチアウター受け有無)
ステム
これは言わずもがな。フレームの径と合わせる必要があります。
規格はだいたい25.4、OSあたり?MF26-ALAはOS。
シートピラー
ステムと同じく径を合わせないといけない。
27.0、27.2、28.0、けっこう乱立してるらしいです。
長さはあんまり短すぎるとポジションが調整できない。
でも長すぎても入らない(ただし後から切れます)
私も穴あきのかっちょいい軽量ピラーをゲットしたのに2mm大きくて入ら
なかった苦い経験があります。けっきょく重たいやつで妥協しました。
ホイールサイズ
これはフレーム買う時点でだいたいわかると思います。
問題は幅。太いタイヤ履かせたいときは要注意ですね。
BB、クランク、チェーンリング等
この辺はまじで大変でした。フロントシングルにしたくて安いクランクつ
けたらチェーンラインが出ず。元のBBのアームが長かったため、アウタ
ー寄りにしかつけられなかった。オールドMTBのBBはカートリッジじゃ
なくてカップアンドコーンが多いみたいですね。
BBを変えてもチェーンリングの直径が大きく、インナーに寄せるとフレー
ムにぶつかっちゃう。泣く泣く歯数を減らしました。
クランク周りは本当に泣きを見たので、自信の無い方はお店に一任するの
もありです。高く付きそうですが。
リアブレーキ
カンチブレーキのリアはフレームにアウター受けが必要ですが
フレームによってはアウター受けがついていません。(私のもそうでした
)
そんなときはコイツ。シートピラーのクイックシャフトに通すやつ。
これは自転車店のスタッフさんに教えてもらいました。まじ感謝。
そもそもいまどきカンチなんて…って言われちゃうとそれまでなんですけ
ど、見た目が好きなので仕方ない。
まとめ
声を大にして言いたいのは、気長にのんびり根気よくやる自信が無いひとはやめておきましょう。
元も子もないけど、ビンテージフレームを独学だけで組むのはほんと大変です。
現行品なら簡単なんですけどね。いくらでも情報があるし。
コスト的には結果として6ヶ月間&5万(工具込み)で落ち着きました。
体感では弟の乗っているGIANT ESCAPEよりも軽いと思います。乗り味は硬い。
ほんとはサドルもこだわってADAMOにしたんだけど、尻に合わず30分乗ったら激痛。
股間には優しいんだけどなー。
それでは。