Casual

どこにでもいるアラサー会社員。書きたいと思った時だけ、あんまり推敲せずに殴り書く系のブログです。

オデッセイはSNS時代にぴったり?

平日のレイトショーでオデッセイを観ました。

 

置いて行かれた直後からトラブルで火星生活が始まる。
観てるこっちまで歯を食いしばり、足を踏ん張る。上手いなー。
しかもこの感覚はクライマックスで再び訪れる。感情移入して思わず足を踏ん張っちゃう。
こうなった時点でこの映画の勝ちだ。最高だ。
そして主人公は「やっべーこれからどーしよー」なんて行動は取らない。トラブルを乗り越えたらもう次を考え始めている。強い。

管制塔の横のスペース

個人的にグッと来たとこ。レンジチンしてゆっくりフェードイン、すぐ横が管制塔かーい!ってなるシーン。すごくリアル。
一度だけじゃなく二度このスペースが登場するところも、いい!

主人公の家族は出ない

「家族に伝えてくれ」っていうセリフは出てきても、彼らがスクリーンに映ることはない。
宇宙飛行士の映画に関しては必ずと言っていいほど描かれる家族の描写。この作品では一切出さない。
この潔さに好感度上昇。家族出したらみんな一気に冷めるでしょう。

繋がる時代だからこそ

ソーシャルな時代だからこそ観客には孤独が刺さる。
繋がっていてもどこかで孤独を感じている人は結構多いと思う。人と「繋がることの真の価値」を否が応でも感じられる。
一般人(市民や聴衆)をクライマックスまで登場させないというのも効果あり。コスト削減と演出の一石二鳥に思えた。

ヨハンソンが良い

IT関係の方は総じて「あんなオタク美女がうちの会社にもいたら…!!」って思ったんじゃないでしょうか。私は強く思いました。
もっといろいろ頑張れると思うから、人事担当の方は前向きにご検討ください。

音楽が良い

ボウイ。良い。
 

おわり

久しぶりに「満足した!おもしろかった!」っていう映画でした。いい意味で王道。
ぜひともレイトショーでみることをおすすめします。少し寒くても、夜空の下を帰るのが楽しくなりますよ。
あと、デートにはおすすめ。ほどよい吊り橋効果で。
 
それでは。