自己啓発が苦手な理由
私は「自己啓発」という分野(というかそれにハマっちゃう人)が昔から苦手なんですけど、理由を考えてみました。
すべての人に当てはまる正解はほとんどないから
仕事の進め方は人それぞれです。
「メールの確認は1日1回にすべき」とか「PDCAは必須」とかベーシックなフレームワークがあるのはわかる。けどいつでもそれが正しいとは限らない。
今まで出会った自己啓発にハマっちゃう人の多くは臨機応変に対応するのが苦手で、どんなときもこれらのフレームワークに従って仕事を進めようとしていました。結構他人にも押し付けがちな気がします。
書いている人が優秀とは限らないから
これは言わずもがなですが、文章で読むと「すごいなあ」と思う人でも、実際に会ってみると「ん・・・?」って人は多くいます。
私はどちらかというと人間的魅力のある人に惹かれる性格なので、文章からビジネス臭しかしない人が苦手なのかもしれません。
優秀かどうかは環境によって大きく左右されるから
上と被りますが、「なじめない・・・」と思っていた職場を退職してほかの場所に移ったとたんに輝きだす人っていますよね。
結局会社も人なので、その人が優秀という評価を得られるかどうかは「環境によっての合う・合わない」がかなり大きくかかわってきます。
私も新卒で2年働いた職場ではずっとなじめず成長も遅かったですが、栄転した後は毎日楽しくて過去の倍くらい仕事が捗りました。
成長した気にさせるから
これが一番いやなところで、一歩間違うと自己研鑽ではなくただの現実逃避になってしまうからです。
本よりもセミナーとかのほうが顕著です。特にうわべのスキルばかり紹介して考え方をブラッシュアップしないセミナー。その日は「いい勉強になったなあ!明日からさっそく切り替えていこう!」とか思うんですけど、小手先のスキルを磨いても人間そんなに簡単に変わらないです。
本当に変わるのは「やり方」じゃなくて「考え方」が変わったときですよね。
考え方を教えているように思わせているだけのセミナーも多々ありますが・・・。
成長は焦って掴みに行くものじゃないと思う。
それでは。